入籍前に妊娠が発覚して結婚する場合「できちゃった結婚」「おめでた婚」「授かり婚」などと呼ばれます。
突然の事態に戸惑う中でも、スムーズに授かり婚を進めるためにはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。
授かり婚で式を挙げる場合には、スケジュール調整なども重要になるため注意が必要です。
今回は、授かり婚で結婚式を挙げる際に気を付けておきたい、周囲への報告の仕方や挙式までの流れと注意点について紹介していきます。
また、実際に授かり婚をしたカップルにアンケートを実施した際の回答も掲載していますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
授かり婚をスムーズに進めるためにまずは報告
授かり婚をスムーズに進めるためには、まず周囲にうまく報告を行う必要があります。
突然のことに戸惑うのは本人だけではありません。
周囲の人に祝福され、授かり婚にともなうさまざまなサポートを受けるためにも、適切に報告を行うようにしましょう。
親への報告
授かり婚を挙げる場合には、親への報告が欠かせません。
授かり婚を行うことが決定したら、まずはすぐに親に報告する必要があります。
とくに、入籍前の顔合わせができていない状態の場合は、まず電話などで報告を入れたうえで、きちんとふたり揃って両家の両親に報告する機会を設けることが大切です。
その際には、入籍や挙式の予定などもある程度話し合い、今後の生活について両親が安心できるように事前に話し合っておくと良いでしょう。
職場への報告
授かり婚の場合、職場への報告も必要になります。
親への報告が済んだら職場へ報告し、妊娠中の体調不良に対して配慮してもらえるように相談することが大切です。
安定期に入るまで伝えずにいると、妊娠初期のつわりなどで体調を崩した際に周囲に頼りづらくなる可能性があります。
まず直属の上司や直接業務でかかわりのある同僚などにだけ伝えておき、安定期に入ってから広く周知することを検討すると良いでしょう。
また、女性側だけでなく、男性側も職場へ報告しておく必要があります。
産休や育休の取得は、今や女性だけの問題ではありません。
産休・育休取得にともなう仕事の引き継ぎや、復帰時の時短勤務などに対する職場の理解を得るためには、早いうちに意思を伝えておく必要があります。
友人への報告
両親や職場への報告を終えたら、近しい友人に対して報告を行いましょう。
式への招待などを予定している場合は、早めに伝えておくと友人側もスケジュール調整を行いやすくなります。
友人への報告は、両親や職場ほど急ぐ必要はありません。
たとえば、安定期に入ってから周知する場合もあるでしょう。
ただし、夫婦間で報告のタイミングがずれてしまうと、共通の友人から間接的に情報が伝わる可能性があるので注意が必要です。
きちんと周囲に報告しておくことで、祝福の中で結婚式を挙げることができるでしょう。
授かり婚の結婚式スケジュール
授かり婚の結婚式スケジュールは一般的な挙式とは異なり、出産予定日なども考慮して決定する必要があります。
では、具体的にどのような流れで進めていき、準備をすれば良いのでしょうか。
ここからは、スケジュールと出産前・出産後に式を挙げる場合のポイントについて紹介します。
顔合わせや結納
まずは、各両親に妊娠と結婚についての報告を済ませたうえで、両親の顔合わせを行いましょう。
結納を行う場合は、顔合わせの前に結納の日取りを決定し、顔合わせと同時に結納も行うケースも多くあります。
今後の流れをこの時点で確認することもあるので、出産予定日などにも配慮してスケジュールを組み立てることが大切です。
入籍
入籍は、できる限り早めに済ませておいた方が安心です。
出産後に入籍となると、育児をしながらの手続きになるため、役所へ足を運ぶだけでも難しくなります。
一般的な授かり婚の入籍タイミングとしては、安定期に入った妊娠6ヶ月頃が多いといわれており、このタイミングを参考に新居への引っ越しも含めてスケジュールを検討しましょう。
結婚式の準備
結婚式の準備を進めるにあたり、結婚式を出産前にするか出産後にするかを話し合う必要があります。
それによって準備をはじめる時期も変わってくるため、まずは式を挙げるタイミングを話し合っておきましょう。
とくに、女性側のつわりなどの体調に配慮することが大切です。
体調の変化は個人差が激しいことから、無理をしないで式を挙げられるタイミングを模索する必要があります。
また、結婚式の準備を進める段階で結婚指輪の準備も行いましょう。
結婚式を挙げる時期の目安としては、妊娠中に行う場合は安定期にあたる妊娠5~7ヶ月程度の比較的お腹の大きさが目立たない時期がおすすめです。
一方で、産後に式を挙げる場合は、子供が生まれて半年ぐらいまでが良いといわれています。
大きくなって授乳頻度なども安定してきている時期で、かつ人見知りなどもそれほど強くでることがなく、ほかの人が抱っこしても泣きすぎないためです。
1歳くらいになると自我が芽生えて両親が離れると泣いてしまうことがあるので、子どもの成長を加味してスケジュールを決定する必要があります。
また、産後6ヶ月を過ぎてしまうと、女性は産後のホルモンバランスによって頭髪が抜けてしまう可能性もあるので注意が必要です。
式場によっては産後に髪が薄くなった場合にも対応できるようなヘアスタイルや、ウィッグなどを活用できる場合もあるので、相談してみてはいかがでしょうか。
授かり婚の注意点
授かり婚を挙げるにあたり、いくつかの注意点があります。
大切なのは、今後のことをしっかりとふたりで話し合い、お互いの意見を尊重・反映した式にすることです。
また、妊娠を報告する際に、もともと結婚の意思があったことを伝えることで、順序に対する周囲の不安を解消することができ、ポジティブな式を挙げることができます。
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授かり婚をした夫婦へのアンケート
ここからは、実際に授かり婚をした夫婦へのアンケートと、その回答を紹介します。
Q1. 会社の上司や同僚の方に授かり婚を伝えたときはどんな反応でしたか?
こちらは迷惑をかける事を非常に心配しておりましたが、とても喜んでくれました!
皆さんが本当に喜んでくれ体調を一番に気遣ってくれました。
急なことだったので、会社に迷惑をかけることにならないかを一番不安に思っており、申し訳なさもありましたが
「おめでたいことなんだから、すみませんなんて思うことない。仕事のことは気にせず体調第一に」と
口々に言ってくださって心強かったです。
Q2. ご家族に授かり婚を伝えたときはどんな反応でしたか?
喜んでくれたと同時に体のことを心配してくれました。
親には電話で伝えたが、付き合っている相手がいることも知らなかったのでとてもびっくりしていました。
元々、結婚を考えている相手とは正式な結婚の挨拶前に一度挨拶に来るように言われていたので怒られると思ったが、年齢のこともあり喜んでくれました。
そのタイミングで結婚式はどうするのか聞かれました。
Q3. 授かり婚を知ったとき、どんな気持ちや考えを持ちましたか?
嬉しい気持ちはもちろんですが、結婚式のことを考えると、仕事や体調等の不安はとても大きかったです。
私自身はずっと子供が欲しかったが授かり物だと思っていたので、(婦人科系で一度引っかかったこともあったから出来づらいと思っていた)
まさか自分に子供ができるとは思わずとても嬉しかった覚えがあります。
ただ相手との付き合いも浅く、結婚するにしてもふたりともにまだまだ先の予定でいたので、相手の反応が一番不安でした。
ただ、相手に伝えたときに前向きに捉えてくれて安堵しました。
と、同時に結婚や出産にむけてのスケジュールやお金のことが無知だったので、いつ何から始めていいか分からずパニックでした!
アンケート回答者の意見から、周囲からの祝福があることが授かり婚を前向きに進められる後押しになることがわかります。
また、実際に結婚式を挙げるにあたって、費用やスケジュール管理などについての知識がない場合、不安に感じることも多いようです。
そのような場合には、授かり婚での結婚式を手掛けてきた経験が豊富な式場や結婚式のプランナーに相談してみると良いでしょう。
まとめ
授かり婚はスケジュールに追われる中で準備を慌てて行うことも多く、予備知識がないまま「準備不足で希望の挙式が挙げられなかった」ということがないようにしっかりと相談することが大切です。
体調や金銭面、挙式のタイミングなどを踏まえ、夫婦間や両家親族に加えて式場のプランナーにも相談してみましょう。
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今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!