入籍を控えるカップルの中には、結婚式の費用で悩むことも多いのではないでしょうか。
ふたりの資金では不足してしまい、親から援助を受けるカップルも少なくありません。
しかし、引け目を感じてしまい、言い出すのは難しいですよね。
そこで今回は、先輩カップルは親の援助をどれくらい受けているのか、どのタイミングで親にお願いするのか、ポイントを紹介していきます。
親からの資金援助を受けるのは珍しくない!
感染症予防のため、「式場にいけない」「結婚式の日取りが決められない」など、見積もりの段取りがつかないカップルが多くいます。
そんな中、ようやく見積もりが完成して確認すると「想像以上に高額となってしまった…」というカップルも多いです。
実際にそのような理由で資金援助を受けるケースは珍しくありません。
この項目では、親からの資金の援助を受けているカップルがどのくらいいるのか、相場費用と合わせて解説します。
資金の援助を受けることに前向きなカップルも多い
実際に、親から援助を受けることにしたカップルの理由を一部紹介します。
・親からの積極的な申し出があった
・親が結婚費用を貯めてくれていた
・結婚式のビデオや写真撮影を費用の問題で相談したときに援助してくれた
一方で、親からの援助を受けないことにしたカップルもいます。
親から援助を受けないのは、以下の理由が挙げられます。
・自分たちの身の丈にあった結婚式にすべきだと思うから
・自分たちの貯金で賄える範囲でやりたかったから
「親からの援助の申し出を受けるのは申し訳ない」と感じるカップルも多くいますが、「自分の子どもの結婚式だからこそ、援助の申し出を受け取ってくれると嬉しい」という親の意見もあります。
受け取ったあと、結婚式後にアルバムやプレゼントなどを贈り、感謝の気持ちを伝えましょう。
資金援助の相場は?
結婚式の援助額はさまざまですが、50~100万円あたりが多いようです。
援助資金の分担は、招待客の人数に応じてや総額の折半など、いろいろなパターンがあります。不公正感がでないように、両家で話し合って決めることが大切です。
「援助をお願いしたいけど頼みづらい・・・」切り出す方法を紹介
親に結婚式の費用の援助をお願いしたいのに、いつ切り出すか悩むカップルもいるのではないでしょうか。
親から資金援助の申し出があるとお願いしやすいですが、そうでない場合は、どのように伝えるべきか考えてしまいますよね。
ここでは、援助を頼むときの伝え方のポイントと、お願いするタイミングを紹介します。
素直に伝えるのがポイント
素直に「お金がないので協力してもらえると助かる」と、伝えることが大事です。
これから結婚するふたりの経済的な状況までは親は把握していないことが多いため、資金が不足していることがわかれば「援助」を検討してくれるケースも少なくありません。
注意したい伝え方としては、「結婚式の費用が高くて大変」「お金がなくて今月もカツカツ」だけを伝えて、親から援助を申し出てくれるのを待つことです。
結婚式は高額になることが多く、援助が必要なのであれば、納得してもらうようにお願いしましょう。
また、自分たちでできる限り努力をすることはしっかりと伝えましょう。そのうえで、「足りなかったときは、よろしくお願いします」と頼むことが大切です。
カップルのなかで、どうしても外すことができないこだわりがあって費用が高額になっているのなら、浪費ではなく意味のあるお金であることを納得してもらうことが必要です。
援助を頼むタイミング
結婚式費用の援助を頼むタイミングも重要です。支払いが必要になる直前でお願いするのは避けましょう。
親も困るうえに、万が一援助を受けることができなかった場合は、不足分の費用をどのように工面するかが課題となります。
直前になって、かかる費用を減らすためにプランや衣装などを変更するのは難しくなるため、親には早めに相談しておきましょう。
援助をお願いするタイミングとして、結婚や結婚式の話が具体的になったときです。
たとえば、以下のようなタイミングです。
・結婚の報告、結婚挨拶
・結納・家族顔合わせの食事会
・式場見学で見積りが出た後 など
結婚の報告や挨拶、結納・家族顔合わせの食事会などのタイミングでは、親から援助について切り出すことも多いようです。
援助の話が出たときは、素直に「援助してもらえると助かる」と伝えましょう。
また、式場の見学で見積もりが出た後は、具体的にどのくらい費用がかかるのか把握できるため、親にお願いしやすいタイミングです。
見積もりをもとに説明してから、援助をお願いすると、理解してもらいやすいでしょう。
式場見学に参加するときは、親に一緒に来てもらうのもひとつの方法です。
実際に、衣装や結婚式場のイメージを確かめてもらうと、賛同が得やすくなります。
なかなか援助を頼む勇気が出ないときは、食事会を開催するのがおすすめです。
結婚式のプランなどを説明してから、新郎新婦のふたりでお願いしてみましょう。
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親に援助を依頼した際、「親からの援助金が両家で違う」「片方の親だけが援助してくれる」などのトラブルが起こるケースもあります。
そんなときはどうすれば良いのか、解決方法を紹介します。
彼の親のみ援助してくれる場合
両家の親が援助してくれる場合は受け取りやすいものの、彼の親のみ援助してくれる場合は断るべきかと考えてしまいますよね。
また、彼の親が援助を申し出てくれたものの、自分の親が断ろうとしているといった状況も考えられます。
そんな場合は、せっかくの申し出を断らず、結婚式の費用としてではなく彼の貯蓄として受け取ると嫌な印象をあたえずに済みます。
また、自分の親が「彼の親からの援助を受けることで、後々トラブルにつながるのでは…?」と心配している場合は、「親切心でしてくれているから大丈夫」と説明すると安心してもらえます。
自分の親のみ申し出を引き受けた場合
一方、結婚式の援助は両家からあるものと思っていたのに、自分の親だけが申し出を引き受けてくれた場合、不平等に感じてしまうことがあります。
そんなときは、パートナーに状況を尋ねてみるのがおすすめです。
援助の申し出ができないのは、経済的に厳しいなど、やむを得ない事情があることも考えられます。
また、パートナーから親に相談してもらうのもひとつの方法です。
そうすれば、片方の親だけが援助するのは不平等だからと、援助に同意してくれる可能性があります。
とはいえ、援助金は親が必ずしなければならないものではなく、親の気持ちによるものです。
援助のお願いをして断られたとしても、不満に思うのではなく「必ずしも援助をしなければならないわけではない」と理解をして、素直に受け入れましょう。
親の援助額に差がある場合
両家が援助してくれた場合でも、一方の親の援助額が多いと、申し訳ない気持ちに悩む人も多いです。
あらかじめ両家の負担額を決めて、不公平にならない方法を話し合っておくことが大事です。
同額の援助が難しい場合は、援助の多い側が、「結婚式の演出の決定権を持つ」などと決めておくと、モヤモヤを解消できるでしょう。
まとめ
結婚式の費用は高額であることから、結婚する2人だけでは準備できないことはしばしばあるものです。
もし、全額用意するのが難しいなら、本文で述べたとおり、双方の親に援助をお願いしてみるのも良いでしょう。
もちろん、援助をしてくれるのは親心によるもので、必ずしなければならないものではありません。
援助をしてもらえることになったとしても当たり前と思うのではなく、心から感謝の気持ちを伝えるようにしたいものです。
今回はここまで。 最後までお読みいただきありがとうございました!