まわりに学生結婚している人がいないと、学生結婚したくてもイメージがつかめず、不安に思うことがあるかもしれません。
学生結婚することで、パートナーと一緒にいられる時間が増えるのは嬉しいものですが、学生結婚するためには必要な手続きや注意点があります。
今回は、学生結婚のメリットとデメリットについて紹介します。
学生結婚には「我慢」がともなう
学生で結婚することと、社会人で結婚することの一番の違いは経済面です。
若手社員の場合でも経済的な負担はありますが、学生は収入がない分、経済的な苦労があるかもしれません。
とくに大学は、学業だけでなく、サークル活動や趣味にも打ち込めるなど、人生のなかでも自由な期間が確保しやすい時期です。
結婚することで経済的な負担がかかると、学生生活で我慢すべきことも多くなってしまいます。
ただし、悪いことしかないわけではありません。
幸せかどうかを決めるのはお金だけではなく、ふたりで幸せな選択ができるかが重要です。
学生結婚のメリット・デメリット
実際のメリットとデメリットについて詳しく見てみましょう。
学生結婚のメリット:時間的な余裕がある
ここでは、学生で結婚すると、どのような時間的余裕が生まれるのかについて紹介します。
【出産する場合】人生設計に余裕がもてる
子どもを授かりたいと考えているのであれば、人生設計を考えるための時間的な余裕がもてます。
社会人になってすぐは、環境に慣れることに必死で、自分のことで精一杯になりなかなか余裕がもてません。
その点、学生結婚であれば人生設計について考える時間が増えるため、子どもが何人欲しいという理想も叶えられる可能性が高いです。
【出産する場合】体力がある
出産を早めに考えているのであれば、体力のあるうちに出産、育児ができるのが、学生結婚の魅力です。
子育て中は子どもを抱っこしたり、夜中に寝られなかったりと、想像以上にエネルギーが必要です。
将来仕事と子育てを両立したいと考えたときも、体力があれば負担が軽くなるかもしれません。
パートナーと長く一緒にいれる
学生結婚をすると、人生のうち長い時間をともに過ごすことができます。パートナーはもちろん、子どもとの時間もたくさん作れます。
家族で思い出を作る時間も増えますし、子どもが独立した後は、パートナーとの老後生活も十分楽しめるでしょう。
学生結婚のデメリット:一定の拘束がある
学生結婚のデメリットは、拘束される部分が多いことです。生活するために、経済的な問題も考えなければなりません。
子どもを出産し、育てる場合は、学業や就職面でもデメリットが生じる可能性があります。
経済的負担が大きい
結婚するなら、経済的な自立が前提です。とはいえ、学生のうちは安定した収入を得るのが難しいでしょう。
結婚すれば新生活の準備のために、引っ越しや家電の購入などでお金がかかります。
出産を控えている人は、出産費用や育児費用がかかることも考えておきましょう。
また、結婚資金(結婚式、指輪、新婚旅行など)は平均で350~400万円といわれています。
ご祝儀をいただいたとしても、すべてまかなえるわけではありません。
そのため、結婚にともなう予算を考慮して計画を立てる必要があります。
もし、親に援助をお願いしたい場合は、早めに伝えることが大切です。
学校に通いながら収入を得ることが大変な場合は、自分たちが経済的に自立していない自覚をもち、謙虚な気持ちで親に金銭面の援助をお願いしましょう。
【出産する場合】プライベートの時間がとりにくくなる
家庭をもつことが決まっているなら、確保できるプライベートの時間は大幅に減ってしまいます。
学業と同時に、生活するためのお金も稼がなければなりません。
また、友人は学生生活を楽しんでいるのに、自分は楽しむ余裕がないという場面も少なからずあるでしょう。
家庭を優先させなければならない状況では、友人と遊べないことも多くなります。
【出産する場合】学業・就職に影響がでる場合がある
学生結婚は、出産、育児が大きなポイントになります。
妊娠した場合は、休学の必要があり、就職で不利になるケースも考えられます。
また、学生結婚していると、就職の際に妊娠の可能性があると判断されることがあります。
採用してもすぐに退職するリスクや、産休、育休が必要になるかもしれません。
学生結婚は、このような背景もあり、就職活動にマイナスの印象を与えることになります。
環境が違うため、学生結婚をしていない友人に気軽に相談もしにくいものです。
とはいえ、昔に比べて寛容な企業も多くなってきているので、最初からあきらめずにチャレンジしてみると良いでしょう。
しかし、学生の間に育児をする予定がなければ、ここであげた負担は大幅に軽くなります。
学生結婚で幸せになりたいときに考えるべき3つのこと
デメリットを理解したうえで、学生のうちに結婚して幸せになりたいと考えるなら、以下のポイントを押さえておきましょう。
1.親の承諾を得る
結婚は成人であれば、親の同意がなくてもできますが、子どもに苦労させたくないという思いから、学生結婚に反対する親も多いでしょう。
しかし、学生結婚は収入面でも不安が残るため、できれば親の協力を得た方が良いです。
そのため、学生結婚をして幸せになりたいのであれば、きちんと親に認めてもらうための努力が必要になります。
親の承諾を得たら、早速結婚準備を進めましょう。結婚後の関係性を良好に保つためにも、顔合わせには大切な役割があります。
まずは、気軽に顔合わせマルシェなどのイベントで情報収集してみませんか。
顔合わせマルシェでは、顔合わせの手順やお店の決め方などのレクチャーが無料で受けられます。効率良く準備を進めるためのチェックリストももらえるので、何からはじめれば良いのか迷っている人はお気軽にご参加ください。
2.将来的な生活も含めて話し合う
お互いにとって結婚は、大きな選択のひとつです。
学生結婚をすると、進路や経済面の問題など、社会人になってからの結婚よりも多くの問題を解決しなければなりません。
本当に今でなければならないのか、結婚後はどうするのか、しっかりと話し合って決めましょう。
結婚後に後悔しないためにも、勢いだけで結婚を決めず冷静に考えることが大切です。
また、幸せな結婚生活を送るために、結婚後のルールを決めておくこともポイントです。
家事の分担や休日の過ごし方、喧嘩後の仲直りの方法など、すれ違いがおきないようにルールを決めておきましょう。
とはいえ、厳しすぎるルールは結婚生活が窮屈になってしまうので、お互いの許容範囲内でルールを設定してください。
3.卒業は大前提として考えておく
学生結婚するのであれば、可能な限り卒業した方が良いでしょう。
収入を得るために働かなければならなかったり、子育てがあったりすると卒業が困難なケースもありますが、
結婚で卒業ができなくなれば後悔するおそれもあります。
最終学歴は、就職活動をする際に確認されることが多いです。
高卒と大卒を比べた場合、同じ実力であれば学歴で判断するかもしれません。
学生結婚を選択するのであれば、卒業できるように学業と家庭の両立をはかりましょう。
学生結婚に必要な手続き
学生結婚を前向きに考えているなら、必要な手続きについて知っておくことも大切です。
以下のポイントを参考に準備しましょう。
大学での手続き
学生結婚をしたら、学生証の改姓手続きをすみやかに進めましょう。
卒業までの日数が少ない場合は、旧姓使用届けなどで手続きをすることで、旧姓のまま過ごすことができます。
気になる人は、学生窓口で相談してみてください。
また、必要なら学費免除の手続きもおこないましょう。
ただし、学生結婚をすると必ず学費が免除されるわけではありません。
学費免除の条件に当てはまるか事前に確認しておきましょう。
扶養に関する手続き
学生であれば親の扶養に入っている可能性が高いですが、学生結婚後はどちらかが親の扶養から抜ける必要があることも理解しておきましょう。
とはいえ、収入が基準内であれば扶養を継続できるため、税金の負担は軽減できます。
もし、親からの協力が得られない場合は、税金の納付が必要なため、役所での手続きが必要です。
まとめ
学生結婚するには、越えるべき壁がたくさんあります。
経済面や学業、妊娠、出産など、早くに人生計画を立てられるメリットがある反面、経済的な不安はつきものです。
なぜ学生結婚をしたいのか、もう一度ふたりで話し合い、まずは親に認めてもらうことからはじめましょう。
学生結婚が決まったら、顔合わせの手順がわかる顔合わせマルシェなどをぜひご活用ください。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!