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婚約指輪の費用相場ってどれくらい?-年齢・デザイン・ダイヤ別-

婚約指輪の費用の相場解説!ダイヤ・デザイン・年齢別

婚約指輪の費用の相場解説!ダイヤ・デザイン・年齢別

 

20代後半のカップルは、付き合ってから1年ほど経つと、結婚を意識し始めることが少なくありません。
結婚を意識し始めると、気になるのがプロポーズの際に用意する「婚約指輪」。
そこで今回は、気になる婚約指輪の相場について解説していきます。

 

一般的にいわれる婚約指輪の相場

リング

よく、婚約指輪の相場は給料の3ヶ月分と言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
ここでは、現在の実際の婚約指輪の相場がどのくらいなのか解説していきます。

給料の3ヶ月分が相場?

「婚約指輪は給料の3ヶ月分が相場」という言葉を耳にしたことがある方は、少なくないと思います。
このキャッチフレーズ、実は戦後の日本で婚約指輪の習慣を広めるために、とあるダイヤモンド会社が1970年代に出したもの。
50年たった今でも、このキャッチフレーズが使われ続けているというのは、このフレーズがいかに多くの人の心をとらえたものだったのかを物語っています。
ちなみに、「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチフレーズを広めたのも、先述したダイヤモンド会社です。
給料の3ヶ月分が相場だとすると、「婚約指輪はかなり高いな…」と躊躇してしまう男性も少なくないかもしれません。
国税庁の「民間給与実態統計調査」(平成30年分)によると、25~29歳男性の平均給与は約33.6万円、30~34歳男性の平均給与は約39.1万円となっています。

出典:国税庁ホームページ
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2018/pdf/001.pdf

なので、給料の3ヶ月分となると、20代後半から30代前半の男性であれば、婚約指輪の相場は100~115万ほどになるということ。
とはいえ、最近の婚約指輪の平均的な購入金額の調査データを見てみると、相場が給料の3ヶ月分というわけではないようです。

現在は給料の1ヶ月分

1980年代後半から1990年代前半までのバブル時代には、給料の3ヶ月分の婚約指輪を贈っていた人たちもいたかもしれません。
しかし、大手結婚情報誌の2019年のトレンド調査によると、全国の婚約指輪の平均購入金額は35.5万円というデータがあり、給料の約1ヶ月分が婚約指輪の相場になってきているようです。

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2019
https://souken.zexy.net/data/trend2019/XY_MT19_report_06shutoken.pdf

婚約指輪の金額の割合で最も多かったのが、30~40万円(27.7%)。次いで20~30万円(20.8%)、40~50万円(14.4%)と続いています。
この調査によると、100万円以上の婚約指輪を購入したという男性は、わずか3.5%のみ。現在では、婚約指輪の相場が給料の3ヶ月分というわけではないようです。
もちろん、いまの時代に30~40万円の結婚指輪を購入するのは難しいと感じる男性も多くいます。そのため、最近では10万円台の婚約指輪を用意しているお店も増えてきているようです。
とはいえ、価格よりも大事なのは、やはり贈るときの気持ちです。
高価な婚約指輪を贈れないとしても、「愛する人に喜んでほしい」という気持ちで、一生懸命に選んで贈るときに、彼女もきっと喜んでくれるでしょう。

 

婚約指輪の相場は年齢やブームで変わる

婚約指輪の相場が給料の1ヶ月分ということは、給料が低い20代前半が用意する婚約指輪と給料が高くなった30代後半とでは、相場も変わってくるということです。
また、婚約指輪の相場はブームによっても変化します。

年齢によって変わる婚約指輪の相場

婚約指輪の平均購入金額が35.5万円という調査データがありますが、これは全体の平均値なので、年齢別にすると相場は前後していきます。
年代別の婚約指輪の相場は、以下のとおりです。

・20代

24歳以下では25.2万円前後、25〜29歳になると36.9万円前後が相場です。
20代前半は、やはり給与が低いため、婚約指輪にかけるお金もやや低めになります。
とはいえ、先述した「民間給与実態統計調査」によると、20~24歳男性の平均給与は23.6万円なので、この年代の男性も婚約指輪には、給与の1ヶ月分を充てているということです。
20代後半男性の平均給与は33.6万円ですが、婚約指輪は給与1ヶ月分+αの金額のものを購入している方が多くなっています。

・30代

30〜34歳では39万前後、35歳以上でも39万円前後が婚約指輪の相場です。
30~34歳の平均給与は39.1万円なので、この年代の男性の多くが、婚約指輪が相場を給料の1ヶ月分と捉えていることが分かります。
興味深いのは、平均給与が44万円となっている35歳以上でも、婚約指輪の相場が39万円前後になっていることです。
この年代になってくると、婚約指輪の相場が給料の1ヶ月分というよりも、きちんとした高価な婚約指輪を贈りたいという気持ちで選んでいるのでしょう。

ブームによっても変わる

婚約指輪の相場は、その時代のブームによっても変わってきます。
近年は地味婚がブームとなっているため、婚約指輪にお金をかけないカップルも増えてきています。
また、最近では婚約指輪にあまりお金をかけなくても良い、と考える現実的な人も増えてきています。
婚約指輪にかける金額は抑えて、挙式・披露宴・新婚旅行・結婚後の新生活のほうへお金を回したいと考えるようです。
さらに、婚約指輪に対する女性側の見方も変化してきているのも事実。近年では、高価な指輪よりも、身の丈に合った婚約指輪を用意してくれたら十分と感じる女性も増えてきています。

 

婚約指輪の金額やは何で決まる?<デザイン・ダイヤ>

書類

婚約指輪の金額を決めるのが、リングのデザインとダイヤです。ここでは、主なリングのデザインの種類とダイヤの品質について解説していきます。

デザイン

リングのデザインには大きく、ソリティア・メレ付き・パヴェ・エタニティの4種類があります。デザインが複雑になるほど、リングの値段は高くなると覚えておきましょう。

・ソリティア

リングの中央に1粒のダイヤモンドを施した、婚約指輪の王道デザイン
ダイヤモンドの輝きが最大限に惹き立てられるデザインとされています。
ダイヤモンドを留める立て爪タイプが一般的ですが、ダイヤをリングに埋め込む爪なしタイプも人気です。
立て爪タイプには、6本爪と4本爪があり、爪の数や形によってダイヤモンドの見え方が変わってきます。

・メレ付き

リング中央のダイヤモンドを引き立てるために、小粒の宝石(メレ)を周囲に散りばめたデザイン
デザインがメレ付きのリングの場合、中央のダイヤは0.2~0.4カラットになることが多いようです。
透明度の高いダイヤを使用するとエレガントな雰囲気になりますし、ピンクダイヤをあしらうとキュートな印象の婚約指輪になります。

・パヴェ

リング中央のダイヤの周りやアームに小さなダイヤを敷き詰めたデザイン
ダイヤの数が多ければ多いほどエレガントな印象になります。
パヴェはダイヤを乗せる台座の高さがなく、衣服などに引っかかってしまうリスクが低いので、普段使いしやすい婚約指輪です。
ただし、4種類のデザインの中では金額が高めになります。

・エタニティ

小粒のダイヤをリングのアームに整然と並べていったデザイン
全周のものはフルエタニティ、半周のものはハーフエタニティと呼ばれています。
ダイヤの粒は小さいので派手過ぎることがなく、普段使いしやすくなっているのが特徴です。
結婚指輪との重ね付けの相性も良いです。中央に大きなダイヤがない分、金額もお手頃になります。

ダイヤ

ダイヤの品質は、カラット(重さ)・クラリティ(透明度)・カラー(色の品質)・カット(プロポーション)によって評価され、4つの総合的な品質で金額が変わります。
ダイヤモンドの評価基準でよく聞く「4C」というのは、カラット(Carat)・クラリティ(Clarity)・カラー(Color)・カット(Cut)の頭文字から来ています。

・カラット

重さを表す単位で、1カラットは0.2グラムです。カラット数が大きくなると、ダイヤの直径も大きくなるので、カラット数が大きいほど金額が高くなります。

・クラリティ

透明度を評価する基準。10倍の拡大検査でも無傷な透明度を誇るものが、最高ランクのFL(フローレス)に分類されていて、I3(インクルーデッド3)までの11グレードに分けられています。

・カラー

どれほど無色かを評価する基準。無色透明なものほど評価が高くなります。グレードはDEF(無色)からS~Z(薄い黄色)までの5グレードに大別。

・カット

ダイヤモンドのプロポーション・表面の研磨仕上げ状態・対称性を評価する基準。Excellent(最高級)からPoor(劣る)までの5グレードがあります。

 

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思ったより、滞在時間が長く、指輪の種類も豊富にありますよね。
だからこそ、ネットで調べた気になるジュエリーショップにとりあえず行ってみる!という方法は、疲れてしまうだけで、目当ての指輪に出会うまでに遠回りをすることになってしまいます。

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まとめ

給料の1ヶ月分が、一般的な婚約指輪の相場になります。
とはいえ、相手によっては給料の1ヶ月分の婚約指輪を用意するよりも、結婚後の生活のためにお金をまわしたいと考える女性もいますので、カップルで話し合って婚約指輪も決めると良いでしょう。
相場はあくまで参考程度に。
大事なのは、相手を幸せにしたいという気持ちが伝わる婚約指輪を贈ることです。

今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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