コロナ第二波で結婚式を結構するかどうか迷う。
結婚式を一度延期しているから今回は実施したい!
みんながどうしているの?
コロナ禍で結婚式を実施したい人の体験談を知りたい!
そんな方に向けて、ウエディングフェスマガジン編集部で、フェスマガONLINEというYou Tubeライブを実施しました。
今日は、フェスマガONLINE実施レポート「結婚式決行した花嫁さんの体験談とコロナ第二波最新のアンケート」を記事にします。
8月10日にウエディングフェスマガジン編集部のメンバーと8/2に結婚式を実施した卒ハナさんをお迎えして、フェスマガONLINEを開催しました!
YouTube LIVEに開催しましたので、当日の動画のアーカイブは下記よりご覧ください。
動画の内容はこの記事でまとめておりますので、動画の内容が知りたい方はこの記事でも読んでいただけます。
フェスマガONLINEを開催した経緯
ウエディングフェスマガジン編集部の運営元が開催するウエディングフェスには、2018年12月より2000人以上のカップルが来場されてきました。
2020年春以降、強く感じるのは、結婚式で悩める人が増えているという事。
ウエディングフェスマガジンとして何かできる事はないかという事で、フェスマガONLINEを始めました。
コロナ第二波×結婚式のユーザーアンケート結果
コロナ第二波×結婚式アンケートの調査概要です。
■ 対象:過去ウエディングフェスにご参加いただいた方、約2000人にアンケート回答をご依頼し、116名からご回答をいただきました。
■ 回答者の状況
アンケート回答者の状況は下記の通りです。
- 結婚式場契約済・・・・・ 67.2%
- 式場を探している・・・・ 16.4%
- 婚約済/何も決めていない ・ 7.8%
- 婚約前/2人で情報収集・・・ 5.2%
以下にご紹介するアンケート結果は、上記の様な方からの回答である事をご認識の上、ご覧ください。約2/3は結婚式場契約済みの方となります。
コロナ禍における結婚式の検討に関して
コロナ禍における結婚式の検討に関して、複数回答可で質問しました。
現在の状況は下記の通りです。
- 結婚式をいつ実施するかに悩んでいる・・・・36%
- 結婚式を延期した・・・・・・・・・・・・・31%
- 結婚式を実施するかどうか悩んでいる・・・・30%
- 結婚式の規模について悩んでいる・・・・・・26%
- 結婚式を予定通り実施する(した)・・・・・21%
コロナ禍で、カップルは結婚式の何を考えるのかという点については、結婚式はいつ実施するべきかを考えているという結果になったと言えます。
- いつ実施するかどうか悩み中の方が36%、
- 既に延期した(時期について1つの結論が出た)方が31%
と、時期について考えている・考えていた方は全体の約2/3となります。
一人ずつの回答データを見る限り、結婚式場契約済(全体の67.2%)の方は、ほぼ全員結婚式をいつ実施するかを考えている(36%+31%=67%)という結果となりました。
コロナがいつ収束するかはわからない中で、この選択をするのは難しいですね。
WHOの8/1の発表によると、WHO、コロナ影響数十年に及ぶ 感染拡大で警告とも言われていたり、8/4に、新型ウイルスワクチン、「見つからない可能性も」 WHOが警告と報道されるなど、世界的にはコロナは長い年月をかけないと収束しないという趣旨の発表が立て続けに出ています。
2021年に延期すれば大丈夫という訳でもなく、今後、結婚式を決行する流れは増えるかもしれませんね。
コロナ禍における結婚式の準備に関して
コロナ禍における結婚式の準備に関して何を考えるかという質問も複数回答可で行いました。結果は下記の通りです。
- コロナ禍で結婚式を挙げるスタイルについて・・・81%
- 結婚式当日の感染症対策について・・・・・・・・77%
- 日程変更やキャンセル料について・・・・・・・・61%
- 見学や打ち合わせの感染症対策について・・・・・23%
回答では「コロナ禍で結婚式を挙げるスタイルについて」気になるというカップルが最も多く、その割合が81%となります。続いて、結婚式当日の感染症対策が77%、日程変更やキャンセル料についてが61%という結果でした。
コロナ第二波×結婚式のアンケートのコメント
You tubeライブでは下記の2つのコメントをご紹介しました。
- 換気消毒の徹底、マスク着用、距離を保つなど対策はとっていても不安がぬぐえない。どんな事をしたらいいのかわからない。
- 色んな意見があり、心が疲れてしまう。みんなどの様にモチベーションを上げているのか。
この点は、第二部のsu_wd2020さんの体験談で実例を教えていただきました。
それ以外にも、下記の様な悩みがコメントに記載されていました。
- 都内の結婚式場なので、地方からくる方からの批判が心配
- コロナ禍でも人を招待したいが、最大何人まで集まることが許容範囲なのか。
会場が広くてソーシャルディスタンスを保てるなら100人以上もありなのか。 - 規模を縮小する場合に、プラン変更は可能かどうか。またその費用について。
- 延期料に関しての式場の考え方。
- 地方在住であり、式場の感染対策がどれだけしっかりされていても、新幹線や電車で密になる時間が長い分不安に感じています。
- コロナ禍での式準備の大変さ。
ただでさえ大掛かりな行事であるが、さらに先行き不透明という状況が、準備を難しくさせている。 - 他の結婚式予定者の実施状況について
主に、遠方から来るゲストに関する相談が多い様に思います。
今回、ゲストにお迎えしたsu_wd2020さんは関西の招待ゲストが多かったので、遠方ゲストに関するライブでは質問は省きましたが、この点は別途調査したいと思います。
コロナ第二波×結婚式のアンケート結果を考察した
今回のコロナ第二波×結婚式のアンケートのまとめです。
2020年8月の時点での状況という前提でご確認ください。
1人ずつのアンケートデータを見ていくと、挙式時期毎の傾向値が見えてきました。
その結果をまとめると下記の様な状態の様です。
- 8月9月挙式の方・・・・・・・・結婚式実施が中心。結婚式当日の感染症対策をどうするかを考えている。
- 10月~12月挙式の方(通常)・・元々10月~12月に予約されていた方は、延期or規模縮小を検討する方が増えている。ただ、延期先もコロナ禍の影響が残っているかもしれないので、そのまま決行する(延期を検討しない)と考えている方も一定数いらっしゃる。
- 10月~12月挙式の方(春から延期)・・・再度延期は考えにくいので、延期はせずに招待客を減らして規模を縮小するかどうか、結婚式当日の感染症対策をどうするか考えている方も多い。
- これから式場見学・・・・・・・・・・・いつ結婚式を実施すると良いか、そもそも結婚式を実施するかを考えている方が中心。
以上が今回のアンケート結果の考察です。
ご回答いただいた方、ご協力ありがとうございました。
ウエディングフェスマガジンとして、不定期ですが、アンケート調査を行っていきたいと考えております。
またその際はご回答に協力していただけると幸いです。
結婚式を実施したsu_wd2020さんの体験談
今回、体験談でご協力いただいたsu_wd2020さんは、以前の記事「参考にしたいプレ花嫁のインスタグラムアカウント10選」の時に、やり取りをさせていただいたプレ花⇒卒ハナさんで、今回ご承諾いただき、登壇いただく事になりました。
su_wd2020さんの結婚式概要
まずはsu_wd2020さんがどんな結婚式を行ったのかについてご説明していただきました。
一言で結婚式と言っても幅広いです。
su_wd2020さんの行った結婚式と共通する点は参考になるし、共通しない点は参考にはならないはずですので、前提を理解した上で、のちのQ&Aをご参照ください。
su_wd2020さん夫婦は、新郎新婦のおふたりも、親族も、他ゲストも、多くが地元関西にゆかりのある方が多かった結婚式です。
su_wd2020さんの結婚式変遷
su_wd2020さんの婚約から結婚式までのスケジュールは下記の通りです。
ポイントは下記の通りかと。
- 結婚式場が決まり、ウエディングドレスを探しだした頃に、コロナウィルスが流行しだした。
- 緊急事態宣言の渦中で打合せを進行していた。
- 緊急事態宣言の解除前にWEBで招待状発送、緊急事態宣言解除後に締切。
- 結婚式2週間前からコロナ第二波の影響が大きく報道された。
You tubeライブではWEB招待状のメリットなどもお話されています。
su_wd2020さんの結婚式直前のハプニング
su_wd2020さんの結婚式直前にハプニングが!
参列ゲストが結婚式場との締切後にキャンセルが発生したそうです。
人数の〆切後に発生!
世間でコロナ第二波の報道があった事、新郎さんの会社で参列NGが発令された事が要因の様です。
本番のやり取りの中で、これから結婚式を行う方の参考になる新しい発想がありました。
コロナ禍で結婚式を行う場合、全員マスク着用が必要だと思い込んでいましたが、su_wd2020さんの場合は、ゲストとの距離を離して、二人はマスクを着用しないという選択をされたそうです。
これによって、おふたりの写真は、マスク無しで残っています。
マスクで写真が残るのがイヤな方は参考にする事ができそうです。
挙式は人前式にしたので、賛美歌を合唱するなどもしない、ウエディングケーキ入刀などのシーンでは、かなり離れてもらった。
コロナ第二波×結婚式体験談のQ&A
こういう結婚式を実施されたと前提で、su_wd2020さんへQ&Aを行いました。
事前にウエディングフェスマガジン編集部で準備していた質問に加えて、su_wd2020さんもインスタグラムで質問を募集してくれていました(ありがとうございます!)。
感染症拡大期の3月に考えていたことって?
3月頃は会場が決まって、ドレスフィッティングに行くなど、動き始めた頃。
当時、まさかコロナ禍が、こんなに長引くとは思っていなかったので、8月は大丈夫だと思っていた。楽観視していました。
ただ、実際は、コロナ禍がいつまで続くかわからない状況となってしまった。
招待するゲストに関して
結婚式のお披露目だけでなく、普段会えない方とも会いたいと思っていたので、疎遠になっていた友人含めて招待客をピックアップしていたのが2月3月。
広めに声がけしたので、100名を超えるゲスト人数となりました。
親御さんとはどんな相談をされましたか?
3月はゲストは誰呼ぶか?親族は誰まで呼ぶか?ドレスの試着を見てもらうなどを相談していました。
結婚式が近づくと、結婚式どうするのか、親族は何か言っていないかなどを相談。
両家ともに「結婚式をやるんだったら行くよ」というスタンスだったので、励ましてもらっていた。
結婚式直前、親御さん・ゲスト側からどんなコメントありました?
親は、規模縮小でも良いのでやってしまったらという意見でした。
90歳を超える高齢の祖母がいたので、席は気を遣ったが、家族・親族だけになったとしても結婚式をやろうと。
延期するのは、勇気がいる事だと思ったので、結婚式を実施しようと思いました。
直前キャンセルで、凹んだが、来てくれる人はいるしを合言葉にがんばった。
結婚式当日の感染症対策について
ゲストは、全員検温、アルコール消毒、挙式が終わるまで全員マスク着用(披露宴は食事があるのでマスク外す)。
挙式は会場のスペースを考慮して、88名を70名まで人数を減らしました。
挙式会場が定員100名のスペースなので、参列を70人に制限し、18人の方には、披露宴からの参加をお願いすることに。
挙式からの参列は親族+現在日常的に会う方、披露宴からの参列をお願いしたいのは、会社の上司や小中高大学時代などの友人でした。
受付はお友達?対策はどうされましたか?
受付は友達に担当してもらいました。
時間帯を3回に分けた上で、新郎新婦の受付は別々に。
タイミングは、 挙式前に親族、挙式直前、披露宴直前の3回に分散しました。
コロナによって辞めた演出は?
元々、演出は入れるつもりがなかったので、止めたものはないが、感染する可能性のありそうなポイントを変更しました。
例えばですが、芳名帳を準備しませんでした。
受付のサインペンは色んな人が使う、受付待ちで並んでいる時に混雑するので、感染の危険があるのではないかと思ったからです。
演出のアイデアは、ウエディングアイテムのショップで商品を探しながら演出を考えました。
ゲストへのアナウンスはどうしました?
司会者から丁寧にアナウンスを入れてもらいました。
「スタッフはマスク着用になります、カメラマンがゲストからカメラは預かれません」など。
普段と違う流れがあったからと言って不便はなかったです。
モチベーションはどう保ちましたか?
結婚式の準備で、正直しんどいなと思った事はありました。
励まされたのは親族、友人の言葉に加えて、興味で始めたインスタグラム。
同じ時期の花嫁さん。励まし合えたのが良かったです。
悩みに共感できるし、他の花嫁さんの「こうしました」という意見を聞けると「そういう手があったか」と参考になる事もありました。
会場のスタッフさんにアドバイスもらったり、会場独自のガイドラインをlineで送れる様にしてもらったりなど助けてもらいました。
二人だけでは超えられなかったと思うが、知人・インスタ・会場のみなさんのおかげで結婚式ができたと思っています。
もう一度、2月に戻っても結婚式をしますか?
もう一度、結婚式をします。
感染症対策をして、どうすれば安全かゲストに周知する、会場と連携するなど事前準備をした上で、当日も気をつけたら、結婚式をできると体感として持てました。
最初は、「こんな中で結婚式をするなんて」「普通と違うから変」など、マイナスコメントが来ると思っていたのですが、
結婚式をしたら、「コロナ禍で結婚式をしてくれてありがとう」など嬉しいコメントが届きました。
su_wd2020さんからの一言
コロナの中で、しんどい思いをしている花嫁さん、家族の方がいらっしゃると思うので、体験談で発信した事で役に立てればと思います。
今回の機会で振返りができたので、すごい助けられて結婚式を迎えられたと思いだしました。
ありがとうございました。
ウエディングフェスマガジン編集部より
今日は、フェスマガONLINE実施レポート「結婚式決行した花嫁さんの体験談とコロナ第二波最新のアンケート」をご紹介しました。
第二回開催は未定です。
プログラム自体がお役に立てるのなら続けていければと思っています。
もしご協力いただけるならば、動画視聴後、本記事を読んだ後、
こちらのアンケートに回答していただけますと幸いです。 https://form.k3r.jp/vmg_events/fesonline
コロナ × 結婚式関連で読まれている記事は下記の3本の記事になります。
ご参考までに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後ともウエディングフェスマガジンをよろしくお願いいたします。