婚約期間をどれくらい取れば良いのか、悩む人は多いです。
ベストな長さで、スムーズに結婚式の準備を進めましょう。
今回は婚約期間の平均や、期間の長短によるメリット・デメリット、婚約期間の過ごし方をご紹介していきます。
目次
婚姻期間の平均日数は6ヶ月~1年
一般的に「婚約期間」とされるのは、プロポーズされてから入籍するまでの期間ですが、日数に特に決まりはありません。
結婚に至るまでの事情はさまざまで、最短で出会ってから1日、長いカップルは数年間に渡って、婚約期間をおくこともあります。
とはいえ、結婚を意識しだしたら、やっぱりまわりが気になりますよね。
結婚式情報サイトのマイナビウエディングが行ったアンケート調査では、婚約期間で最も多かったのが、プロポーズから約半年間で、約3割を占めます。
次に多いのは約1年間の婚約期間で、出会ってその日に入籍したというロマンチックな例も含めると、約8割のカップルが1年以内にゴールインしていることが分かります。
婚約期間に差があるのは、共同生活の準備や手続き、遠距離恋愛、記念日の結婚や結婚式の日の取り決めなど、さまざまな事情があるからです。
婚約期間が長いからと焦らないようにしましょう。
大切なのはお互いに納得し、協力して新生活の準備ができる期間にすることです。
婚約期間が短いことのメリット・デメリット
婚約期間が短い場合のメリット・デメリットをご紹介していきましょう。
婚約期間が5ヶ月以内と短いケースでは、大好きで離れられなくなってしまう熱愛タイプの人や授かり婚など、さまざまな理由があげられます。
メリット
婚約期間が短いケースのメリットは、お互いの気持ちが一番盛り上がっている時期にゴールインまで進めることでしょう。
好きな人と一日でも早く一緒に暮らせるのは、大きな強みです。
結婚式までが忙しいため毎日が充実していて、マリッジブルーになりにくいのも嬉しいポイント。前向きな気分で、楽しく結婚準備に専念できますよ。
デメリット
婚約期間が短いと、結婚式や新生活の準備に充分な時間が取れないのがネックです。
特に結婚式ではこまごまとした打ち合わせが多いため、体力・気力とも充実していないと乗り切れません。
また展開はドラマチックでも、半ば勢いで結婚を決めてしまう面があるのも困りものです。
相手の人柄を見極めずに結婚するケースも多く、結婚後にギャップを感じるカップルも散見されます。
さらに、貯金が足りない場合は、資金不足になりやすいので気をつけなければなりません。
婚約指輪や結婚指輪、結婚式や同居のための費用など、現状の貯金額で十分か確認しておくと良いでしょう。
結婚後は、今までのように自分だけの時間を取りにくいこともあります。
そのため、独身時代にやり残したことを実行する時間がないことも想定しておきましょう。
自由にできる時間が少なくなるので、後悔しないためにも本当にやりたいことは、婚約期間中に済ませておくことをおすすめします。
婚約期間が長いことのメリット・デメリット
引き続き、婚約期間が長いケースのメリット・デメリットをご紹介していきましょう。
婚約期間が1年以上の長期にわたるケースでは、就業の目途が立ってからなどの人生設計の問題や、二人の記念日に合わせるためのタイミング待ちなどが理由にあげられます。
メリット
婚約期間が長い場合は、結婚や新生活の準備がゆっくりできるというメリットがあります。
本人たちだけでなく、両家の考えにも耳を傾けやすいので、円満に入籍へと進められるでしょう。
時間にゆとりがあると、婚約期間中に資金を貯めることができ、新居購入や子育てへの夢が広がりますよね。
またじっくり時間をかけて、お相手の人柄を知っておけるのも魅力のひとつです。
深く知り合い、相手の隠れた本性を知ったうえで、納得のいく結婚ができるでしょう。
さらに、婚約期間が長いと結婚の準備をしながらでも、独身時代を満喫することができます。
趣味や仕事に没頭したり、好きな場所へ旅行したりすることもできるでしょう。
いつか行きたいと思っている場所があれば、婚約期間中に思い切って行ってみるのも良いかもしれません。
友達と過ごす時間を確保できる今のうちに、思い出作りをしておくのもおすすめです。
婚約期間が長いことで独身時代にしかできないこともその間にできるので、後悔なく結婚に進めるでしょう。
デメリット
先送りにする理由があっても、一度タイミングを逃してしまうと、そのままずるずると婚約期間が長引いてしまうケースは多いです。
長引くことで不安になってしまい、マリッジブルーになりやすい人もいるため注意したいですね。
マリッジブルーを感じたときは、不安の原因を明確にして、パートナーや家族に話してみてください。
忙しさからのストレスや結婚後の環境の変化、パートナーへの不満など、どの部分に不安を感じているのか振り返ってみましょう。
ひとりで抱え込まず、客観的な助言をもらうと冷静に考えられるようになります。
婚姻期間の長さからネガティブになりがちなので、結婚後の楽しい生活を想像するなど、ポジティブなことを意識的に考えると良いでしょう。
また一度盛り上がった気持ちが、長引く婚約期間で冷めてしまう可能性も否定できません。
本当にこの相手で良いのか悩み、考え過ぎて、婚約解消に至るカップルもいます。
婚約期間にやるべきことリスト
婚約期間にやるべきことをリストに挙げて説明していきましょう。
アンケート調査では大半の人が自分の婚約期間に満足しているものの、やることが一杯あります。
1年でも準備不足を嘆くカップルもいるため、婚約期間にすべきことを頭に入れておき、スムーズに結婚式や新生活に備えると良いでしょう。
1.婚約指輪を選ぶ
プロポーズを受けて結婚を誓いあったら、まずすべきは婚約指輪選びです。
指輪を用意してプロポーズをする男性もいますが、思いを伝えあってから二人で選ぶカップルも多いですよ。
婚約指輪は結婚の意思を固めるとともに、結婚の予定があることをまわりにアピールする役割も担います。
2.両家のご両親にあいさつ
お互いに顔見知りでも、正式に婚約したらそれぞれのご両親への報告が必要です。
プロポーズが済んだら、早い段階でアポを取り、訪問しましょう。
先に二人揃って女性側のご両親に婚約の報告をし、了承を得られたら、男性側のご両親に報告するのが一般的とされています。
3.顔合わせ
それぞれのご両親から賛同されたら、家族そろっての顔合わせを行う準備に進みます。
どちらにも負担がかからないように、双方の家の中間で会席の場を設けると良いでしょう。
顔合わせは両家の親睦を図るためだけでなく、両家の結婚観や結婚式の方向性を決める面でも重要です。
あわせて婚約期間についても話し合い、挙式の時期を決めてください。
4.結婚式場の下見、予約
結婚準備で最大の難所が、結婚式場選びですね。
どんな結婚式をしたいのか、どれぐらいの規模で招待するのかを決めて、結婚式場の下見に出かけましょう。
時期によっては式場が混み合うため、早めに予約することが大事ですよ。
ホテルやチャペルなど、魅力的な結婚式場は身近な場所にたくさんありますが、実際に体験してみないと納得できる式場選びはできません。
式場選びに悩んだら、ウエディングフェスなどの無料体験を積極的に試してみると良いでしょう。
ウエディングフェスとは、式場探しをはじめたカップルに役立つ、体験型のイベントです。
多彩なブースが用意してあって、フェスティバル気分で式場選びが楽しめますよ。
ウエディングドレスや和装の婚礼衣装の試着、ブーケのお試しなど、リアルな結婚式体験をすれば、自分がどんな式をあげたいのか希望が見えてきます。
自分の結婚式にまだ漠然としたイメージしかわかない人も、ウエディングフェスで体験してみると良いでしょう。
※5月11日追記。結婚式準備における新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの影響にて、開催予定だった数多くのウエディングフェスが中止となっております。
ブラフェス、はんなり和フェス、ゼクシィフェスタ、ウエディングマルシェなど、多くの人が集まる人気イベントは軒並み中止となってしまいました。
ですが、新型コロナウイルスの影響を受けて、ウエディング業界もオンライン化が進み、最近ではオンラインイベントも開催されるようになりました。
会場の比較、相談や式場見学のLIVE配信なども行われるため、これから結婚式準備を始めたい方にはオススメです。
直近で開催されるオンラインのウエディングフェスはこちら
また、結婚式場選びの相談などもオンライン上で行うことが可能となっています。
VMGオンライン式場相談では、京都・大阪・神戸・東京の結婚式場について相談が可能となっています。
予算や式場の相談に加え、360度ビューで会場を見ることもできるため、結婚式の検討段階を進めたい方はこちらに参加するのがオススメです。
5.結婚指輪を選ぶ
結婚式の日程が決まったら、結婚指輪を準備します。
二人の指輪交換は、結婚式のメインイベントのひとつです。
名前やメッセージの掘り込みで時間がかかるケースもあるため、結婚式の2~3ヵ月前には用意しておくと安心ですよ。
6.新居探し、引っ越し
結婚後の新居選びや引っ越しの段取りも、並行して進めておく必要があります。
通勤の関係や両家との位置も考えながら、地域や物件を決めましょう。
結婚式前後は非常に忙しいため、新生活準備は早め、早めに整えておくのがポイントです。
7.結婚式準備
結婚式の準備は式場選びだけでは終わりません。
ウエディングドレス選びや当日の料理、引き出物の選定、招待状の発送など、すべきことは数々あるのが実情です。
式場のプランナーと打ち合わせをしながら、コツコツ進めていきましょう。
受け付けや二次会の幹事などもお願いしなくてはいけないため、二人で協力しながら準備することが大事ですよ。
8.職場へ報告
式場が決まったら、それぞれの職場にも結婚の報告をしておくと良いでしょう。
結婚式や新婚旅行だけでなく、結婚式準備で仕事を休む必要は多いです。
きちんと挨拶をし、上司や同僚からも理解を得ておくと安心です。
9.新婚旅行の手配
結婚のメインイベントのひとつ、新婚旅行の手配も大事です。
計画を立てて航空チケットやホテルの予約をし、新婚旅行の準備も進めましょう。
海外に出る場合はスケジュールを確認して、パスポートの取得・確認も忘れずに行ってくださいね。
婚約期間が有意義になるおすすめの過ごし方
婚約指輪を選んだり、顔合わせや結婚式の準備をしたり、婚姻期間にはやるべきことがたくさんあります。
充実した結婚生活がおくれるように、婚約期間を大切に過ごしましょう。
婚約期間が有意義になるおすすめの過ごし方を紹介します。
同棲を始めてお互いを深く知る
結婚前にお互いを理解するため、同棲を始めてみるのも良いでしょう。
生活費や家事の分担、生活パターンなどは、一緒に暮らしてみないと見えない部分が多いものです。
一緒に暮らすと普段の姿が見えるので、結婚前に生活上の不満や要望のすり合わせができます。
たとえば、食事の時間や掃除の仕方など、細かい部分も共有しやすいでしょう。
結婚前にお互いの短所を知ることができれば、結婚後のトラブルも事前に回避できます。
また、生活上の決まりごとなどを作りやすいのも、同棲のメリットです。
同棲をすると一緒に過ごす時間が増えるため、結婚に向けての話し合いも気軽にできます。
独身生活を満喫しておく
友人との旅行や飲み会など、気兼ねなくできる独身時代にやっておくのもおすすめです。
結婚して家族が増えるのは嬉しいものですが、結婚後は自分のために使える時間が減ってしまいます。
独身時代のように、夜遅くまで飲み会に参加したり、趣味に時間を費やしたりすることは難しいかもしれません。
結婚するとパートナーに許可を求めるなど気を遣う場面もあり、自由な時間は少なくなってしまいます。
結婚後は生活環境が変わるので、独身時代に両親との時間や趣味の時間を満喫しておくと良いでしょう。今のうちに、やりたいことをやりきることが大切です。
結婚式や結婚後のために資金を貯める
同棲をしたり独身生活を満喫したりすると、出費がかさみがちです。
そのため、決まった額の貯金は必ずしておきましょう。
結婚式や結婚後の生活にもお金は必要です。
短い期間でもお互いに貯金することで、今後の生活にゆとりが生まれます。
とはいえ、我慢しすぎると独身最後の期間に後悔が残ってしまうかもしれません。
ストレスなく貯金するには、余剰資金で楽しむのがポイントです。
優先順位をつけてバランス良くお金を使うと良いでしょう。
まとめ
考え方は人それぞれで違うものの、結婚式や新生活の準備、親戚や知人に与える影響を考えると、婚約期間は慎重に検討する必要があります。
二人で良く話し合って、無理のないスケジュールで婚約期間を決めると良いでしょう。
今回はここまで。 最後までお読みいただきありがとうございました!