結婚の意思が固まったら、両家の顔合わせをするのが一般的です。
長く、良いお付き合いができるよう、しっかり準備しましょう。
今回は顔合わせの概要やマナー、進行をするうえでの注意点について、詳しくご紹介していきます。
目次
- 顔合わせで挨拶が必要なタイミング
- >顔合わせ当日の進行手順
- >挨拶が必要なタイミング
- 家族紹介の挨拶
- >家族紹介とは
- >家族紹介の一例
- 顔合わせの挨拶を成功させるために
- >マナーや礼儀を守る
- >長くならないように配慮する
- >できるだけ自然に
- まとめ
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顔合わせで挨拶が必要なタイミング
最初に、家族の顔合わせで挨拶が必要なタイミングについて、会の進行手順とともに紹介していきます。
新郎新婦にとって、顔合わせの際の挨拶は大切でしょう。
おふたりの婚姻によって長くお付き合いをする家同士なので、相手側にできるだけ良い印象を与えたいですよね。
会の進行や挨拶のタイミングを事前に知っておくことで、不安なく顔合わせの当日を迎えましょう。
顔合わせ当日の進行手順
家族の顔合わせは結納のように儀礼的ではなく、両家の家族同士の親睦を深めることを目的としています。
どちらかというとカジュアルな雰囲気のなかで、食事をしながら、次のような手順ですすめていくのが一般的です。
- 着座して、手土産があれば渡す
- 会のはじまりの挨拶をする
- 両家の家族を紹介する
- 婚約記念品があれば披露・交換する
- 乾杯し、会食を始める
- むすびの挨拶をする
顔合わせの進行や手順に、決まったルールはありません。
ご紹介した手順にプラスして、記念撮影や感謝の気持ちを込めた手紙の朗読など、お互いの理解が深まるイベントを盛り込んでも良いでしょう。
顔合わせの内容や進行手順、おふたりの役割分担などは、当日の2週間前までに決めておくと安心です。
挨拶が必要なタイミング
顔合わせの進行は新郎か、新郎の親が行うのが一般的ですが、次のタイミングで挨拶が必要です。
- はじまりの挨拶
- 両家家族の紹介
- 会食前の乾杯
- むすびの挨拶
結納のように儀礼的な席ではないとはいえ、結婚前に正式に自分の家族を紹介する場であるため、マナーに配慮して挨拶をすると良いでしょう。
家族の紹介の部分では、新郎が先に挨拶して自分の家族を、次に新婦が挨拶をして、家族を紹介すると自然です。
家族紹介の挨拶
顔合わせの際の、家族紹介の挨拶について詳しく解説していきましょう。
具体的な挨拶例も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
家族紹介とは
家族紹介は、顔合わせのメインイベントです。
先ほどもご紹介したように、はじまりの挨拶の次に行う場合が多いです。
早めに名前などを知っておけば会話もしやすいので、食事が運ばれてくる前に、家族を紹介しましょう。
家族紹介では新郎新婦が自分の家族を紹介し、本人も一言添えて挨拶をするのが一般的です。
ただし時間の都合や会の進行によっては、家族からの一言は省いてもかまいません。
家族を紹介するときのスタイルは、おふたりで話しあって両家で揃えましょう。
家族にとっても緊張するシーンなので、それぞれの家族とも事前に打ち合わせしておくことをおすすめします。
話のきっかけとなる情報を盛り込んで紹介すると、会話が弾みます。
名前と続柄だけでなく、仕事や趣味など、相手が知りたいと思っている基本的なデータも含めて紹介すると良いでしょう。
家族紹介の一例
顔合わせで家族を紹介する際の挨拶例を紹介していきましょう。
家族紹介は、相手のご家族に良い印象を持ってもらうチャンスです。
行き当たりばったりではなく、事前に紹介文を考えて、準備しておくことをおすすめします。
■家族紹介の一例
新郎「お互いの両親をご紹介して参ります。まず、私の父〇〇です」
父(一礼して一言添える)
新郎「母の〇〇です」
母(一礼して一言添える)
新婦「続いて、私の両親を紹介いたします。父の〇〇です」
以下同様
新婦「ご紹介は以上です。末永くお付き合いをよろしくお願いいたします。」
顔合わせに参加する人数は、新郎新婦と両家親が出席することが多いです。
地域によっては兄弟や同居している親族が参加するケースもあるため、おふたりで話しあい、人数のバランスを整えてください。
顔合わせに親族が同席する場合は、血縁関係の濃い順番で紹介すると良いでしょう。
顔合わせの挨拶を成功させるために
ここでは、顔合わせを成功させるポイントを紹介していきます。
結納ほど難しく考える必要はないものの、顔合わせは結婚式につながる大事なイベントです。
両家の歓談がすすみ、良い時間が過ごせるよう配慮してください。
マナーや礼儀を守る
顔合わせは家族だけが参加するカジュアルな場とはいえ、マナーや礼儀を守ることが大事です。
会を成功させるためにも、相手のご家族を尊重する態度で臨むことを心掛けましょう。
恥ずかしがらずに、挨拶にはしっかり時間を設けてください。挨拶の際は座ったままではなく、立ち上がって話すと好印象を残せます。
立ち居振る舞いは背筋を伸ばして、意識して良い姿勢を保つことが大切です。
相手の目を見て話し、誠実さや信頼感をアピールしてください。
顔合わせて家族を紹介する際は、両家や親子の関係性を考えながら、内容や言葉遣いに気を配る必要があります。
特にお互いの名前の呼び方には気をつけましょう。
恋人同士としてニックネームや「ちゃん」付けで呼び合っている場合でも、顔見せの際に普段どおりの呼び方をするのはNGです。
きちんと「さん」付けで、名前を呼びましょう。
これまで大事に育ててきた子どもを名前呼びされると、雑な扱いを受けているようで不快な思いをされる親御さんもいますので、注意してください。
会話の内容では、自慢話や身内話、宗教や政治に絡む話題は避ける必要があります。
他人に不快な思いをさせるような話題は避けて、和やかなムードの会食を目指しましょう。
顔合わせで両家のご家族同士が打ち解けておけば、結婚式の準備をすすめるうえでも楽になります。
華美になる必要はないものの、きちんとした服装で参加することも大事なマナーです。
顔見せの服装は、男性は白ワイシャツにビジネススーツ、女性はスーツかワンピースがおすすめです。
両家で服装の格に差がでると気まずい思いをするため、服装についてもおふたりで打ち合わせておくと良いでしょう。
会食をする場の雰囲気にあわせて、ふさわしいものを選んでください。
長くならないように配慮する
顔合わせの目的は両家の親睦を深めることなので、挨拶は長くならないように配慮する必要があります。
挨拶は、手短でシンプルなものが理想です。
肩肘を張って長引かせると、内容が曖昧になり、場もしらけるため、コンパクトにすませましょう。
ただしさらっと述べるだけでは、お互いの家族にとって知りたいこと、アピールしたいことが伝わりません。
いうべき内容をしっかり押さえて、あらかじめ挨拶の文面を考えておくことをおすすめします。
できるだけ自然に
顔合わせはお互いの家族をよく知るためのイベントなので、できるだけ自然に、リラックスして臨む必要があります。
正式な紹介の場で緊張するのは当然ですが、過剰に神経質になるのはやめましょう。
あまりにもガチガチの態度だと、挨拶をしても必要なことが充分伝わらないかもしれません。
落ち着かない態度が相手のご家族に不安を与えるケースも多いので、緊張しすぎるのは考えものです。
挨拶で多少噛んでしまっても、誰に迷惑がかかるわけではありません。
当日の挨拶で頭が真っ白ということにならないよう、少し気持ちに余裕を持つと良いでしょう。
挨拶に不安を抱いている人は、事前に声を出して練習することをおすすめします。
頭の中でシミュレーションするだけでは、いざというときにあがって言葉が出てきません。
声に出して練習をするうちに自然に言葉が口から出てくるようになるので、お互いを練習相手に、ぜひ試してみてください。
顔合わせを成功させたい方は、顔合わせについてプロが詳しく教えてくれる「顔合わせマルシェ」への参加も検討してみてください。
顔合わせ当日の進行のコツを掴めるイベントとなっているので、参考になるでしょう。
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まとめ
顔合わせで家族を紹介することは、両家の生活環境を知り、理解しあうことにつながります。
あまり肩肘張った場にせず、アットホームな雰囲気ですすめましょう。
両家とも気軽に話しができるよう、良い顔合わせを計画してください。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!