家族や親族のみで行う少人数婚は、アットホームで自分たちらしい雰囲気の結婚式をしたい方に人気が高まっています。
しかし、肝心の費用についてはイメージしにくいのではないでしょうか。
そこで今回は、挙式のスタイルや参加人数によって異なる少人数婚の大まかな費用と、金額を抑えるポイントをご紹介します。
実際にご自身で少人数婚を行う際のイメージや会場選びにお役立てください♪
【挙式スタイル別】少人数婚にかかる費用
まずは、少人数婚の挙式スタイルについておさえましょう。
少人数婚は一般的に、3つのスタイルに分けられます。
①挙式のみ
挙式のみを行うスタイルです。
準備に多くの時間がかからず、結婚式の費用も抑えることができます。
②挙式と食事会
挙式のあとに食事会や披露宴を行うスタイルです。
家族や親族だけなので、落ち着いた空間で過ごすことができます。
③食事会のみ
挙式をせずに会食や披露宴だけを行うスタイルです。
レストランや料亭の個室で行うなど、会場には幅広い選択肢がもてます。
少人数婚にかかる費用は、選ぶ挙式スタイルと招待する人数などによって決まります。
まずはそれぞれの挙式スタイルの予算感を把握していきましょう。
挙式のみ:約10~40万円
挙式には教会式、神前式、人前式の種類があり、そのタイプごとにかかる費用はまちまちです。
演出や新郎新婦とゲストの服装などにもかかわる部分なので、よく検討して決めましょう。
・教会式:約30~40万円
教会式は、ホテル、チャペルなどで神に結婚を誓う挙式を指します。
新婦はウエディングドレスを着るのが一般的です。
・神前式:約20~30万円
神前式は神社で行う、日本の伝統的なスタイルです。
新郎は袴、新婦は白無垢や振袖などの和装で行います。
・人前式:約10~20万円
場所を問わず、好きな場所で行えるタイプの挙式です。
衣装はもちろん、挙式の内容も自由に決められます。
予算は演出や選ぶ衣装によって変動しますが、シンプルなものなら費用も抑えられるでしょう。
挙式と食事会:約60万円
挙式と食事会の両方を行う場合は、「同じ会場で挙式と食事会を行う」もしくは「挙式後に別会場で食事会をする」の2パターンが考えられます。
少人数婚に限らず、結婚式でもっとも多く選ばれるのがこのスタイルです。
少人数の結婚式に対応している会場では、挙式と食事会がセットになっている少人数婚プランを提供していることがあります。
ちなみに挙式と食事会の費用は、一般的に参加人数が多いほど費用も高くなるため、招待する人数についてはあらかじめ検討しておくのがおすすめです。
食事会のみ:約10万円
ふたりの意向で挙式はしなかった方、また海外で2人だけの挙式をした方などにおすすめなのが親族のみを招待する食事会です。
レストランや料亭の個室、パーティー会場など会場の選択肢が多いのも魅力となっています。
会場によっては、会食を行える人数に制限を設けているケースもあるため、ゲストの人数に対応可能であるか事前に確認しておくと安心です。
会費制で行う方も多く、カジュアルに家族や親族にお披露目をしたい方に向いています。
【人数別】少人数婚の費用相場と内訳
招待する人数が決まっていれば、規模感や選ぶ会場からある程度の費用を予想することが可能です。
具体的な人数とその予算感についてご紹介します。
招待する人数が10人前後なら約40万円
招待人数が10人前後での予算は、約40万円です。
その内訳は、次のようになっています。
・挙式費用:20万円程度
・披露宴(食事会):20万円程度
招待客1人につき2万円ほどの計算になります。
少人数の場合は比較的小さなスペースで行えるため、食事会は格式高い料亭やレストランを利用するケースが一般的です。
結婚式場や店舗を借りる必要がなく、食事会とは別に会場使用料がかかることは少ないでしょう。
もし引き出物を用意するなら、1人1万円の予算で10万円の費用がかかります。
招待する人数が20人前後なら約60万円以上
招待する人数が増えるとかかる金額も高くなっていきます。
20人前後で約60万円以上の費用になることが多いです。その内訳は、次のとおりです。
・挙式費用:20万円程度
・披露宴(食事会):40万円程度
・会場使用料:10万円程度(※店舗貸し切りの場合)
挙式費用はゲストが増えても変わらず、20万円程度です。
しかし、人数が増えたぶん提供される料理も多くなるので、当然食事会の費用も高くなっていきます。
また、20人以上となるとレストランや料亭の個室の予約が難しくなり、広さのある会場の予約が必要です。
大人数でも対応している会場を貸し切るには費用が発生する可能性があり、使用料によって予算が大きく変わることに注意しましょう。
招待客が増えると、引き出物の出費も増えることを忘れてはいけません。
1人1万円の引き出物を用意すると、20人分で20万円の費用がかかります。
少人数婚で費用を抑えるためのポイント
少人数婚で費用を抑えるためのポイント一生に一度の少人数婚を悔いのない日にしたいものの、やはり気になるのは費用面ですよね。
しかし、やりたい演出やふたりらしさを妥協せずとも、費用を抑えるコツはあります。
ここから紹介するのは、少人数婚で費用を抑えるためのポイントです。
取り入れられる方法があればぜひ検討してみてくださいね。
同じ会場でも日程次第で費用が抑えられる
結婚式場や各種イベント会場には繁忙期があります。
人気がある時期ほど予約も取りにくくなり、使用料も高くなりがちです。
挙式や披露宴で使用される会場は、1月や2月の冬シーズンがもっとも安く、次に7月8月がお手頃となっています。
どちらも暑さや寒さの厳しい時期ですが、挙式や食事会は屋内で行うことも多いため、気温は関係ないケースがほとんどです。
また、大安や友引などでその日を占う六曜は、気にする人もいれば気にならない人もいます。
こだわらなければ、安い日にちでの予約もおすすめです。
土日祝日は利用料金の高い式場が多いですが、招待する家族の生活スタイルによっては平日に行うことで費用を抑えられます。
多くの会場では平日の金額設定の方が安く設定されているので、検討してみてくださいね。
撮影などを自前で行う
結婚式や食事会の撮影をカメラマンに依頼する方も多いですが、プロの方に頼んだ場合は相当分の費用がかかります。
費用を抑えたいなら、自分たちで記念撮影を行うのもおすすめです。
写真や動画の撮影は、新郎新婦の兄弟や親戚にお願いできないか頼んでみましょう。
シーンごとに撮影する担当を決め、交代で撮影してもらうと「〇〇が映っていない」という事態も防げます。
撮影した画像の印刷だけをカメラ店に依頼し、アルバムは自分たちで作成するのもアリです。
自作のDVDや簡単なアルバムを作り、家族や親せきに贈ると喜んでもらえるでしょう。
招待客が少ないぶん、臨機応変にできる点が少人数婚の魅力のひとつです。
持ち込めるものは持ち込む
結婚式や食事会では、衣装や小道具などさまざまなものが必要になりますが、一つひとつをレンタルすると費用はあっという間に膨らんでしまいます。
持ち込める物はできるだけ自分で用意しておくと費用を抑えることが可能です。
ウェルカムボードやメニュー表などは比較的、自分でも作りやすいのでトライしてみましょう。
しかし、持ち込みができるかどうかは、式場や食事会の会場によってさまざまです。
事前に何を持っていきたいのかを伝え、可能かどうかを確認しておきましょう。
また、衣装に関してはウエディングドレスを自前で購入する方のほかに、譲り受ける方もいるでしょう。
挙式の基本的なプランには衣装代も含まれているケースも多いため、持ち込みの衣装を着たい場合は、あらかじめ式場やプランナーへ確認しておくと安心です。
まとめ
少人数婚では挙式と披露宴のありなしや、招待人数によってかかる費用が変わります。
盛りだくさんにするほど費用も高まってしまいますが、少人数婚は大人数の結婚式に比べるとリーズナブルに行える挙式スタイルです。
予算を抑えるためには、節約できる部分を把握し、メリハリをもってプランや演出を選んでいくことがカギとなります。
カジュアルな雰囲気で融通の利く少人数婚のスタイルを活かした、特別な一日を計画しましょう。
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今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!